推しがいる人生

嵐にアイドルの魅力を教えてもらい、SixTONESにアイドルと一緒に歩む楽しさを教えてもらった人間のブログ。現在、京本担です。

私の人生と嵐。大きな愛と大きな感謝を。

嵐が2020年で活動休止。

 

スマートフォンの臨時ニュースの文字がわたしの目に飛び込んできたのは、つい先日だったようにも、ずっと昔だったようにも感じる。


その瞬間、時が止まった。


家に帰ってから、テレビを付けられなかった。スマホでも、飛び込んでくる臨時ニュースの文字を見ないようにしていた。


何か自分の中の大事なものが、壊れてしまう気がして。

 


わたしは、小学生の頃から嵐を応援していた。
ミーハー的な感覚だった小学生、そして熱心に追いかけた中高学生時代を経て、次第に彼らの人間性に惹かれていった。


テレビで嵐が出ているのをモチベーションに毎日を頑張れたし、雑誌のテクストの1行にさえ何度励まされたか。


昔は芸能人にキャーキャーいう人の心理がわからなかった。

でも、嵐を追いかけているうちに、パフォーマンスとかを超えて嵐の仕事に対するプロ意識にすごく心を掴まれるようになった。


笑顔の裏に隠されている芸能界の血生臭い現実と、彼らの数えきれないほどの努力と、それに耐えうる強さに、私の中で、彼らはアイドルから尊敬の対象に変わっていった。

アイドルのすばらしさを彼らは教えてくれた。

 


テレビとかで見せている顔が本性だとは限らないのに、どうしてそんなに夢中になれるの?と言われたこともある。


私はファンで、嵐はアイドル。直接交わることはきっとない。
でも、嵐を好きにならなければ見られなかった景色が、感じなかった感情が、できなかったことが、出逢えなかった人が、あまりにも多すぎた。思い返せば、落ち込んだ時、悩んだ時、生きるヒントをくれたのはいつだって彼らの言葉と立ち姿だったんだ。


私はひとりのファンで、自分が見えているものだけが真実で、嵐に見せて貰ったものに心を動かされたんだから、それが嘘か本当かなんてことはどうでもよかった。

アイドルを応援するときのファンとしての私の軸だ。 

 


それから時が流れ、毎日が忙しくなったり、当落で落ち込むことが多くて自分が小さい人間になっていたのが嫌で、ファンクラブは辞めてしまったし、全ての雑誌や番組を追いかけることもできなくなったけれど、それでも私の根幹にはずっと嵐がいた。


間違いなく、人間の人格形成において最も重要な期間に彼らがいたから。

私の考え方は、嵐のメンバーの影響を大きく受けているし、何気なくテレビを付けた時に彼らの活躍を知っては自分のことのように嬉しい気持ちになり、励まされていた。

 

 
そんな嵐が、休止。

 


次に感じたのは後悔だった。
何で、無理をしてでも追いかけなかったんだろう、と思った。

 


彼らの思いが知りたくって、そして最後に、どうしても、5人の嵐を目に焼き付けておきたくってコンサートに行きたくなり、その夜、やっとの思いでファンクラブに入り直した。


嵐が公開していた会員向け動画を見て、ニュースが伝える生会見の映像を見て、私に入ってくる沢山の連絡を見て、また時間が動き出した。

 

その夜、目が腫れるほど泣いた。なんで泣いていたのかも、分からなかった。

 

普通だったら休止会見なんて悲しいはずなのに、どこまでも嵐らしい会見で、嵐らしい決断で、私が大好きな嵐がそこにいて。涙があふれてきて。

 


納得してない訳じゃないんだよ。
ただ今は、もう少しだけ、5人を想って泣く私を許してほしい。
どうしようもなく好きなんだ。終わりが見えた途端にそれが激しく自覚されて、苦しい。切ないんだよ。


休止だとは分かっているし、きちんと追いかけていなかった期間があるくせにこんなことを思うなんて身勝手だけど。それでも嵐は私の一部だから。

 

今までの歴代の嵐のパフォーマンスがダイジェストで流れる映像を観て、どんどん自信に満ち溢れた表情になっていく嵐を見て、また好きすぎて泣いたよ。

 

昔みたいに言葉にすることは少なくなったけど。

それでもパフォーマンスを見れば、いつだって、ギラギラした嵐の野心が見える。

謙虚な言葉とは裏腹に、音楽がかかれば、後輩に座を譲る気なんてない、蹴落とせるものなら蹴落としてみろ。と言わんばかりに光り輝く。本当に、そんな嵐が大好き。


嵐を知らなかったら、今の私は全く別の人間になっていたと思うんだ。

だから心から、嵐には幸せになってほしいと思う。

 


こんなに自分以外の誰かの幸せを想うことなんて、ないと思う。

報道から時間は経ってしまったけれど、今は、自分のためにこの気持ちを残しておこうと思い、筆を執るに至った。

 

散々インタビューで永遠なんて存在しないと言っていた二宮くんが、ファンに、僕らはいつまでも嵐だと口にしたのだ。これにどれだけの重さがあるのか。

 

私の何倍もの時間を共に過ごしていたメンバーが辛くないわけないんだから、受け入れなきゃいけないよね。

 

 

 

嵐の皆さんへ。


沢山の笑顔をありがとう。

嵐で居続けてくれて、嵐を大切にしてくれてありがとう。

ちゃんと説明してくれて、受け入れる期間をくれてありがとう。

こんなに夢中になれるアーティストに出逢わせてくれてありがとう。

不祥事とか喧嘩別れとかじゃなくて本当に良かったし、そんな皆さんが大好きです。

 

今はまだ、5人の映像を観ると泣いてしまうけれど。

この記事を書きながらまた泣いているけれど。

少しづつ受け入れるから。

 

あとこれはみんなが大好きだからで、

智君のことを責める気持ちは全くないから安心してね。

 

いつか、5人が笑って再会できますように。
5人に、沢山の幸せがありますように。

 

幸せの形なんて定義できないから、智君絶対に帰ってきてね。なんて言いません。

でも、智君が戻りたくなったらいつでも帰ってこられる居場所は、ファンが守ります。

嵐をトップアーティストのまま宝箱にしまいたいから、これからの2年間、今までの分まで支えます。


ずっと大好きで、尊敬している存在。

ありがとう。